会社の大先輩が好きでよく話してくれました。
その先輩はこの話をするときに、
東日本大震災で流れ着いた、
ボコボコの缶詰を持ってきて、
決まってこの話をしてくれました。
今日があるのが当たり前だと思っています。
明日が来るのが当たり前だと思っています。
でも震災のことを思えば、
今日生きていること、
元気に明日を迎えられることは、
とても貴重で、正に奇跡的なことです。
失いそうになったとき、
あるいは実際に失ったときに、
人は自分が手にしているものの価値に
気がつくことができるという話を
聞いたことがあります。
でも普通に何気なく生きている中で、
それを意識するのは
とても難しいと思います。
自分自身も今までの時間を振り返れば、
もう戻ってこないけど、
素晴らしい時間があり、
素晴らしい人に恵まれ、
素晴らしい1日がありました。
その時はそのことの本当の価値に、
気がつけていなかったけど、失われて、
もう二度と手にすることが
できない今になって、
そのことの価値がわかること
がたくさんあります。
今日からできることは、
今この時間を懸命に生きること、
今日という1日にしっかりと全力を
尽くすことだと思います。
今日の、今の、この瞬間を、
精一杯に生きたいと思います。
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